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マズロー
Filed under: ● mental | Tags: | 12月 14th, 2009
シラサワです。。
神戸は今日は朝からいい天気であったかいです(が、今週は寒波がくるそうで、楽しみです(結構寒いの好き))
週末は、以前急に飛び込んで、『しおり』を快くおいてもらった、洋書専門店、Random Walk Books
( ランダムウォーク・ブックス)さんより、追加で『いただけませんか〜』との連絡があったので、
ルミナリエの中(三宮のアーケードの中に店をかまえてはるので..)お持ちしました。ありがたいです。
店内は大量な洋書、、、眺めているだけで楽しくなる空間です、神戸大丸近くなんで是非とも行ってみてください。
(http://randomwalkbooks.web.infoseek.co.jp/index.html)
さて、週末は何冊か、本を読んだりしましたが、昔から好きな人でマズローという人の話が1番面白かったですね。
マズローは、ニューヨーク生まれの心理学者で人間の欲求段階を階層であらわした、有名な
『5段階説』を唱えた人です。。モチベーション理論とも言われますね。。。
要約すると、人間の欲求はピラミッド的に欲求の段階があがって、下の欲求が満たされたら、
やっと次の欲求に行く、といった具合に進んでいく生き物らしく、それを体系化した説です。
第1は生理的欲求(原始的な欲求で)食とか睡眠とか排泄など本能的なもの
第2は安全・安定欲求で自分の身を安全なところに…安全は経済的な暮らしや危険回避(リスク分散)など…
※このあたりまでは、日本は生まれながらにして、環境が備わっているといえますね。
世界の紛争地などでは、この第2の欲求の実現に生涯を費やす事が少なくないといわます
(これらの欲求が満たされたら続いて)
第3は所属と愛の欲求で、他人や社会や仲間と楽しくつながり、その中で認められたいというか、
受け入れられたい(集団帰属)というもの、、、これが満たされないと、社会的不安から孤独感が….となります
※ここまでの3つが“組織順応型”の意識や行動に対応する欲求といわれています
※で、次の2つ(3つ)が“自立革新型”の意識と行動に対応する欲求だそうです。
第4は尊重の欲求で、まわりからの人とか、社会から認められたい(評価されたい、名声、地位…)
※かまわれるだけじゃなくて、自立した個として尊敬されたい欲ですね
第5は自己実現の欲求で自分の描いた理想の状態を実現するため、を全ての行動の理由とする…
創造的活動や成長を図りたい。。。といったモノで周りの評価よりも、もっと内なるモノ、自己を高める為の….
ちなみに、第4段階で、『気持ちよくなって』もちあげられたりなんかして、ず〜っとそこにとどまるのは、
非常に危険だといわれています。がしかし、残念ながら1番多いそうです(これも又人間の未完全な所でしようか…)
このあたりの目線(4でとまっているのか、5、、、6と進むのか)で自分の周りを見渡すと、
どんな環境に自分がいるのか否か(又自分はどうやねん)の判断ができますね(あくまで1つの見方ですが…)
人間というもんは、最終的に、なんぼ人に尊敬されても欲求はそれでは収まらず、
さらにその上の自身の自我の欲求(無償性?)を求める、というところが、面白くかんじますね。
世界情勢や国内でも、すさんだ心からの事件や行動が目立つ中、ヒトの欲求の中にそんな部分が
あるというのは、ちょっと期待のもてることでもあります…
5まで進む人の多い社会は心豊かな社会といわれますね(ちゃんと1-2-3-4の段階を経て…)
(社会という言葉を、もっと身近に会社、家庭、友人などに置き換えてみると又 おもしろいですよ)
組織心理学として組織(企業)の成長の為に個々のモチベーション向上につなげる為の、考え方(従業員満足
/ES)からマーケティング(顧客満足/CS)に対するアプローチ、、、と色々な分野で活用される心理学って
面白いですね(理論と関係ないけど、マズローっていう名の響きが日本人には、印象深いし)
ちなみに、マズローは晩年、もう1つ上の、第6の欲求でコミュニティ発展欲求という、全体の成長を
求めるといった説を言ってたらしい。。(興味のある方は是非、調べてみてください、中々いけますよこの方)
最後にこの人の発した言葉をさらりと、ご紹介。
『天才とは自分から何も引き算をしなかった凡人である』、だそうです。