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Project629 #9
Filed under: ● others | Tags: | 06月 29th, 2009
シラサワです。。。
土曜日、スターマムブリッジのWEBデザインでお世話になっているアサヒ精版株式会社と
株式会社一八八が年に1度(今年で9回目だそうです)行っているアートプレゼンテーション
『Project629』に行ってきました。
関西のアートシーン<ご活躍の場は関西にとどまらず世界です>のクリエイターの方たちが、発表された
様々な分野の作品を堪能してまいりました。(http://www.188.jp/629)
以前勤めていた会社の事務所がOMMビルだったので、大川リバーサイドはいつも見ていた風景!
今回、その大川沿いの@アートコートギャラリーでの開催ということで、なつかしの川沿いをブラブラと
歩きながらリラックスした時間をすごせました。。。
個人的な嗜好としましては、墨画の東さんの作品と廣沢さん(17時からラップトップとのコラボライブをされた)の
ピアノの音色にグっときました(あっクリさんの作品も…よかったですヨ)
しかしながら、今回、1番の目的は、コレですコレ。
プラトンが書いた『ソクラテスの弁明』、、、元々、哲学の本が結構好きで(北斗の拳ほどではないですが)、
いやマジで好きでして、結構よむのですが、なんか途中で入り込めなくなってしまうんですね。
(2500年も前の話やからあたりまえといえば当たり前ですが)
と、、、思ってたところ出たこの本『ソクラテスの弁明/関西弁訳』http://188.jp/books/apology/の存在
を知り、更に、その本を出された方も北口裕康、んっ? 株式会社一八? んっ アサヒ精版株式会社 629….?
あっコレヤ、と思って迷わずイベント参加、購入、予想どうりのおもしろい内容(最初の10ページだけ電車で読んだ)
でした。たとえば本の出だしはこんな感じです
『アテナイのみなさん、わたしを訴えている連中の話を、みなさんがどういうふうに受け取りはったんかわたしは、
上手いこと言うなぁ・・・・・・と我を忘れて聞いとりました。せやけど、ほんまのことは、これっぽっちも言わなんだ。
嘘八百の中でも一番あきれたんは〜』と、いった具合に桂米朝口調の船場ことばで綴られていきます。
いやぁ面白い!!
難解な解釈を単純明快な言葉で、綴り、なおかつ読み手の記憶に深みを残す、文体。。。すばらしい
失礼ながら写真まで撮っていただき、あつかましくサインまでいただき、大満足の気持ちのまま、
ココ2〜3ケ月、定期的に通っている(喰いたくなる)、京橋の高架下のスペインバル『Blanc』で、
アビージョ(ココのは絶品!)とワインを頂き、いつもどうり酔って帰宅したのでした。
今日もいい1日でした。。。