8
ルーツ。。。
Filed under: ● favorite | Tags: | 07月 8th, 2009
シラサワです。。。
珍しい写真を1枚!
この写真は80年前くらい(推定)の写真で、原簿は銀板のど迫力なモノで、その当時(1930年代)にしては
珍しいA4サイズのデカイ物で、実家の実家(鹿児島県枕崎市)から出てきたとの事で送ってもらった写真
を友達の写真家にデジタルで復元処理してもらったモノです。。。
写っているのは私の父(昭和9年生まれ/75歳)の両親なので、私の”父がた”のじいちゃん・ばあちゃんですね。
ばあちゃんは、私が10歳の時に死んだのでほとんど、しゃべったりした記憶が無く(まぁ大阪と鹿児島ですし)
じいちゃんも、父が2-3歳の時に死んだらしいので、もちろん私は会った事もありません(父もほぼ記憶なし)
なのに、なぜか一目見たときから懐かしい感じがひしひしと.…
どこかに眠っているシラサワ家の血がそう感じ取るのか、気のせいなのか、いずれにしてもいい写真です。
日本がまだ、着物を着ているような時代に鹿児島のど田舎で育ったにもかかわらず、20代にして
フロンティア精神に溢れていたというか、今でいう商社のような仕事をしていて、アメリカのシアトルに
行き、そこで生活していたそうな・・・
ちなみに父の姉はそのシアトル生まれで、その後若くして、南米アルゼンチンに渡り、
生涯その地で暮らしました…(なので今でも親戚がチラホラいます)
ちょうど前回の世界恐慌の時に『あっやばい』って事で帰国し、鹿児島の枕崎という漁師町ででっかい旅館を始め、
そして私の父が生まれ、母と出会い、私が誕生したと…いう訳(世界恐慌がなければ私は生まれてなかった….)
今回(2009年)もその時以来(1930年以来)の世界大恐慌(しかも個人的に厄年)に転職し、大きく人生の方向が
変わりだしたので不思議な感じです。。。
ちなみに父いわく、『おまえは、じいさん(父からいうと父さん)に顔もやりそうな事も似てる』らしい。
父も2歳で父さんを亡くしているので、直接しゃべった事がないが、周りの人から色々と、 聞かされて育った
のでスゴイ”かたやぶり”な親父像が出来上がったらしい….
(確かにみんなが着物きてるような時代の、しかも田舎に最新のアメリカ文化を紹介するような男は
その当時、 さぞかし、奇異に映ったやろな〜と思います)
父は私がじいちゃんの血を受け継いでて、そのうち、どっかにぽろっと行って何かやらかしだすんちゃうか、
と予想しているようです(1度はその原点のシアトルには行って見たいな〜とちよっと思ってますが)
☆こうして写真デジタル復元やWEBに載せて世界中のどこにでも発信(そういえばアルゼンチンにも
URLおくっといたら見てもらえるな〜)出来る、といった新しい技術(モノ)で、古い写真(モノ)を再び
浮き上がらせる事も出来る今の時代、 便利と感じるか、一瞬一瞬の人との関わりが希薄になっていくと、
少々否定的に感じるか、 複雑なところですが、まぁ古きも新しきも、否定せず、いいものは取り入れつつ
おもしろい人生を送る事としよっと・・・