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係数0
Filed under: ● mental | Tags: | 03月 16th, 2010
シラサワです。。
今日は雨も上がり、春のように暖かいですね。。。
昨日、久しぶりに『脳』の本を読んでて、そんな中でも、1番面白かったのは、『脳の中の係数』の話。
人間の脳って、さほど高級なものでもなく、たんなる入出力装置(計算機)です、という話。
まず五感(見たり、聞いたり、触ったりとか)で入力した情報を脳の中で『ごちゃごちゃっと』して出力(行動)する、という
単純な方程式(y=ax)だそうです⇒なんらかの入力情報(x)に脳の中の係数(a)をかけて、(y)が出力される 。
この(a)の話を少々…
(a)は『現実の重み』で、人によっても、入力される環境によっても、異なってくるけど、プラスであれマイナスであれ、
何らかの反応があれば、(y)の結果(行動)に表れるらしい。。。
好きでも、嫌いでも反応したら行動(感情)に出るという事ですね。。
そして、おもしろいのはこのaが0(ゼロ)という事があるらしく、いわゆる『係数0(ゼロ)』状態…
例えば街を歩いてて、道端にのらネコがいてるのを見て、
○『かわいい〜』と+の係数をかけて、実際歩み寄って『なでる人』、、(私はネコ好きなんでネコに関してはこれ…)
○『気持ちわる』と-の係数をかけて、いやな目でのらネコを見る人、、(なんか嫌な思い出でもあるのか、、、)
○『まったく無視』というか目にもとまらない人、、、ネコという情報に対しての方程式の係数が0の人…
マイナスをプラスに転ずる事、例えば、大嫌いだった人が、『ひょんな事からすごい素敵な一面を発見して』
正反対に大好きに転じるとか、親不孝だった子が『何らかの経験』をする事によって、すごく親おもいな子になる、
とか、係数が0では無い場合は、オセロのクロがいっきにシロになるような事がおこり得る。。
が、、、この『係数0(ゼロ)』というのは、具合が悪い(なんせ何もおこらん/0に何をかけても0)ようです。
一般に人間の社会性は色々な場面や人に対して、適切なaの係数を持つ事、よく言われるEQ度(感情指数)
脳の仕組みからいえば、入力に対して適切な重みづけが出来る、という事によって保たれるそうな。。。
ちなみにa=0の正反対に位置する、a=∞(無限大)というのがあって、これは、『ある情報とか信条が絶対的』で、
それに関する事は周りの声は聞こえない状態の事らしい。(これは又、組織においては具合の悪い状態ですね)
面白そうなんで、1週間ほど、『y=ax』を想像しながら 、すごして見よ。。。