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思い出の車
Filed under: ● mental | Tags: | 11月 13th, 2009
シラサワです。。。
車生活にほとんど『縁』の無い人生をココ20年送って(自宅は駅から徒歩5分、会社もずっと駅近)いるので、
まったく車に興味がなかったんですが(まあ今もないけど)、今日の朝、三宮〜事務所までの3分の間に
昔乗ってた車が信号待ちで停まってたのを見て、『お〜懐かしい』と久々に興味がわきました。。。
今から20年ほど前(当時、20歳すぎのころ)2-3年乗ってたこの”フォルクスワーゲン・ゴルフ(多分初代)”
1974年生まれなので、その当時でもたぶん”10年おち”ぐらいで購入したボロボロの車。。。
ディーゼル車で、『ガタガタ』と信じられんくらいうるさくて、エンジンをかけると、助手席ともしゃべれへんくらい
の音が出て、クーラーは効かず、夏は地獄、最高スピード60キロで高速は乗れず、50キロくらいの
スピードでフルブレーキを踏んでも5メーターくらい止まらんという、今思えばひどい車(事故車やったんかは?)でした。
みんなで出かけてる時も、なぜか僕の車にはみんな乗らんかったな….
免許とってからだいぶ間あいて、この車に乗り出したので、それが普通やと思って乗ってた(恐ろしや…)
ディーゼル車で、当時リッター50円で20km走るという、それだけが取り得の車でしたね。
コスト重視、、、駐車場も無くて、マンション裏に路駐….
(ちなみに、元々車に興味もこだわりも無かったので、右ハンドルやし国産やと思ってた…それくらい興味なかった)
当時、京都の大学まで毎日、このボロ車の助手席にギター乗せて往復80km(山を抜けて)の
距離を通ってた思い出がホロ苦い、よく途中で車止めて超自然な場所(渓谷沿いの四季折々の風情のある所)
だったので、しばし、ぼーっとギター弾いてから学校に行ったりしてましたね。。。
ただ、この車、1度とめるとエンジンがかからなくなる(夏でも)やっかいな車で”しょっちゅう押しがけ”を
してました(最近そんな風景みませんね〜みんなに押してもらってるかんじ….)
当時はだんだん進化して(というのも押してくれる人がおらん時の為に)大学の駐車場の坂道の上に停めて、
1人押しがけをして、エンジン復活するのが得意でした。。。(ようボンネットから煙も出たな〜)
ボロボロのカセットデッキで好きなバンドのテープを聞きながら毎日2時間、
あの時の、あの1人の時間(創造がはぐくまれた時間)と毎日見てた自然の風景(情緒感が〜)と
機能的なハズ(車ですからね)やのに異常に手間がかかるこのブツ(車)と付き合ってるうちに、色々な
一般的な価値観に対するハテナ(?/ほんまにその考えって、え〜のん、どうなんといった)ものの見方
(偏った感性とも言われる?)が磨かれて、今の自分の基礎ができあがったのかな…..と。
朝、その車をみてそれを思い出しました(最近、ふっと昔の記憶が表に出てくるんすよね….)
ちなみにその当時、唯一、すきやったのがこの車… カルマンギア、、若すぎてまだ乗ったらあかん気がしてました。
もうちよっと歳とったら、いずれ乗ってみたい車です。