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鳥とイマジン。。。
Filed under: ● mental | Tags: | 08月 3rd, 2010
シラサワです。。。。
電車から外の景色を眺めていると、園田駅の手前の川に一匹、黒い鳥(体調たぶん40cm前後、サギかな?)がいてて、
ほんの5秒(その川を渡る時間)だけしかないのですが、ココ何日か、そのわずかなタイミミングで偶然、視線が向き、
目が合います(実際はこっちから見てるだけですが、なんせ30メートル先にいてるので)、なぜでしょう。。。
いつも一匹やのになぜか、さびしそうて゜は無く、優雅に見えます。。。なぜでしよう。。。
鳥といえば、毎年、この季節になると、昔かっていた文鳥の、ほろ苦い思い出が。。。15年以上も前の話。。。
彼は(彼女は?)生まれて間もなく、巣から落っこちてしまったらしく、道端で”かたまって”いた所をワタシの母に発見され、
周りを見渡したが、親鳥がいなかったので、やむなく自宅へつれて帰ってきて、かいはじめた鳥です。。。
当初、かごでかっていたが、しばらくしてからはフリースタイルとなり、食事と水浴びの時だけ自分の部屋(鳥かごの中)に
行って用事を済ませ、その他のほとんど、日中は三面鏡の上の定位置にとまって過ごしてる。。。変わった鳥でした
そしてワタシが会社から帰宅すると、歩いて部屋の入り口までやってきて、待機(着替えたり、ひととおり落ち着くまで)し、
もうオッケー、となったら部屋に入ってきて、定位置(ワタシの部屋では3箇所ほど)にいき、寛ぐ。
特にこっちに愛想するわけでもなく(たまによってきて甘える、まさにネコのような鳥やったな〜)、部屋で過ごし、
やがて寝る時になると又、三面鏡の上の定位置に戻っていく、という生活。。。
ほとんど、飛んでいるのを見た事が無いという珍しい鳥。。。いっつも歩いてたな(あいつはホントに飛べたのか)
つかず・はなれず、、、愛想しすぎたら無視、無視しつづけたら、寄ってくる、でもやっぱり好き、みたいな感じ。
そんな15年の日々を経たある暑い夏、バリ島旅行から帰って、神戸のホテルに泊まっていた時(その頃は旅行帰りに
ダイレクトに帰宅すると、なんかさびしい気持ちになるので、もう一泊神戸に泊まるプランをよくたててた。。。そうすると、
普通はしんどい帰路(バリ島からの帰り)が逆に旅行に行く(神戸に向かって)感じになり、楽しめる)母から電話。。。
ピーコ(情緒のある鳥やったのにセンスの無い親子にそう命名されてた)あんたの部屋で死んでるわ。。。と
寿命をはるかにオーバーしていたものの、こんなタイミングで”いてない時”に自分の元を去るとは、、、最後もネコみたい。。。
日常、涙が出ない(枯れ果てたのか..)私ですが、前回泣いたのが、この15年前の暑いこの日のでした。。。
そして、その夜ラウンジで、泣きつかれ、呆然となっていた時に流れてたイマジンがいまでも心に響く…
それ以来、悲しい事があると、イマジンを条件反射で聞きたくなるのでした。。
(前にないたのが15年前でしかも鳥て、、、と人間的にも、とても冷たい印象を与えてしまう….が、、事実なので仕方ない..)
今日のような、異常に暑い夏の日やイマジンの旋律は、今でもほろ苦悲しい、気持ちがよみがえり胸にぐっときます。。
そしていまだに家の中を歩くとき、つま先から地面につけて、沿うように歩くのは、この時の癖(鳥をふみつけてしまわない
様にそんな歩き方をしてた/なんせ飛ばないとりななんで…)なのでした。。。
朝の車窓の鳥からフトそんな事を思い出した。。。。